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大迫力!ドンドンボコンのカクチョウラン

1981年2月末、西表島の山奥へと向かう林道を歩いていると、雨上りの草むらの中にボコンボコンと長い花茎を伸ばして立派に開花する大型の地生ラン、カクチョウランを見つけました。近くにはナリヤラン、コウトウシランもたくさんありますがなんといってもこのカクチョウランの迫力にはかないません。まずはその姿を見てください。雨露にしっとりと濡れ、霧の中に咲いています。この花茎、1メートルもあるんですよ。

霧の中のカクチョウラン

数年後、西表島の別の場所を訪れた時も、たくさんのカクチョウランに出会うことができました。 1985年3月ごろ、伝説のヤマピカランを探し求めて白浜から島の反対側にある仲間川上流までジャングルの中を通り抜ける道なき道、第二縦走道を山奥へと向かう最中 ウーシークの森近くまで来ると、前方にある緩やかな斜面の草の中にドーン!そしてもう一株、ドーン!辺りを見回すとドーン!ドーン!ドーン!と 長い花茎を伸ばしてあちこちに、ど迫力の花を咲かせるカクチョウランの姿がありました。とにかく、八重山のカクチョウランはボコンボコン!ドーンドーンドーン!と、とても巨大で他では見られません。

カクチョウラン [Phaius tankervilleae]

鹿児島県、屋久島、種子島以南(以西)に分布する、大型の地生ラン。日本では春から夏に大輪の花を咲かせる。日本の自生地では春から夏にかけ1メートルにも及ぶ花茎を伸ばし、褐色~赤褐色の大きな花を咲かせます。 伐採後あまり年月の経過していないような明るい草むらや山中を開いて作られた林道沿いなど、日当たりの良い場所で開花する姿がよく見られます。これに対し、奄美大島ではリュウビンタイやヘゴなど、シダ類が生い茂る湿り気の多い暗い林床に何千株も自生する姿を見たことがあります。明るさが足りないせいか、ここには開花する株は全くありませんでした。


コラム筆者:山本裕之

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