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修学旅行とオキナワチドリ 文:小川豊明

実を言うと私は今まで十数回、やんばるの地に通っています。最初は今から28年前の昭和の時代、植物を見に行ったのがはじめでした。当時は 沖縄=ハブがいる、山は怖いところ、と思っていました。良さそうな所があっても、なぜかそこは蛇のでそうなところであって、足が向きません。そこで観光旅行と言うことになってしまいます。 ナゴラン捜索記で記しましたが、私が琉球の山に入っていったのは、その後になってからで、案内をしてもらえる人が出来てからでした。その後何度か花を見に行くことになりますが。どうしても夏の観光時期が多かったので、オキナワチドリが何処にあるのかはわかりませんでした。

職業柄、修学旅行という物があります。担任をやっていれば3年に1回、どこかに3泊4日の旅行となります。平成の初めの頃はスキーブームの名残から、2月頃に体験型のスキー修学旅行でしたが、平成も10年をすぎた頃から沖縄に行くようになり、戦争体験談・自然体験・民泊体験が行われ、自然体験や島の暮らしについての体験型修学旅行になりました。時期はスキーのまま、2月初め頃、ここまで書けばお解りですね。  オキナワチドリの開花期と合うんです。ラッキー!なかなか行けない時期に行くことができました。

平成22年2月、生徒引率と言うことで、念願の沖縄修学旅行、南部地域では戦跡巡りガマ(天然の防空壕)体験、体調の都合でガマに入れない生徒と共に、周辺の散策タイムがやってきました。

ところがネジバナのような葉を持つ植物は見られましたが、オキナワチドリと確認できる物は有りませんでした。あまりに山の中だったからでしょうか。 緑色をした大きなトカゲが木登りをしていました。

翌日は北部のある島へ渡り、数人ずつに分かれ民泊体験となりました。そこでは各民家の方と島での食事や生活について体験をします。

担任は各家をまわり、生徒の様子や体調の確認をします。そして民家の方々と話をすることがあり、植物や動物について情報をもらえます。ある家で花について詳しい おじいが居て、花の咲く場所を案内してくれました。

そこはなんと観光地、場所は言えませんが誰でも入れる所であり、波打ち際からそんなに離れていない所にありました。ひっそりと咲いているのではなく、踏まれてしまうような所にありました。ちょうど公園や道路の分離帯にネジバナがあるようでした。他に時期になるとたくさんの花が咲き、一面ピンクになるところがたくさんあると言っていました。一生懸命に写真撮影をしていると、おじい こんなの写真撮ってどうするの?みんな踏んじゃうよ!と不思議そうでした。

いつかまた行ってみたい島でした。


コラム筆者:小川豊明

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