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ウチョウランの特殊な育て方

ウチョウラン水苔栽培 (二号鉢)

洋ランの栽培では素焼き鉢を使い水ゴケをかたくつめての栽培方法が昔からされていました。しかしウチョウランの仲間では水苔を使っての栽培は一般的ではなく、ましてや小鉢を使用しての水苔単用での栽培はそれまではありませんでした。私は自生地でコケの中で大株に育っているアワチドリの姿を何度も見ていたため、水苔でも使い方しだいでよく育つのではないかと考えていました。

今から20年ほど前、りっぱに育っている自生株の姿に近づけるため、洋ランとは全く逆にこれ以上やわらかくできないほど少ない量の水苔で2号のプラスチック鉢に一球ずつ植えての栽培を試みました。植え付けに際してはさまざまな問題もありましたが球根からの萌芽後 (発芽) 芽はすんなりと伸び、今までとは見違えるほど良く成長し、りっぱに開花しました。新球の発育も良くこれまで以上に大きな球根に育つことがわかりました。

このようにして小鉢を使用しての水苔栽培は蘭裕園により開発され、これをきっかけにして一般でも水苔による栽培が行われるようになりました。

アワチドリ / 夢ちどり 水苔栽培 (二号鉢) 方法

アワチドリ / 夢ちどり (Ponerorchis) - Ranyuen

アワチドリ、夢ちどりなど、ウチョウランよりも多めの水分を好む種類に適した栽培方法です。

しぼったミズゴケをできるだけフワフワにして二号鉢へつめます。注意点は少ない水苔をできるだけフワフワにして入れるのがコツです。

水苔の中心にエンピツなどで穴をあけ、用意した球根をさすようにして植え付けます。注意することは球根のあたまが水苔に5~10mm程度もぐるように植え付けます。

水やりの時に水苔がはみ出さないように植え付け後すぐに重しとして表面に細かい粒の軽石等をしきます。鹿沼土やぼら土など乾燥すると白くなる土を使用すると鉢内の乾きもわかり水やりのタイミングがわかりやすくなります。

植え付けの時期は発芽前 (球根時期) の2~3月頃。

この方法では肥料や水のやりすぎによるトラブルがなければ5~6年間は植え替えの必要はなく5本以上の株立ちにすることも容易です。


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