千葉県の里山にて [3] 香取神宮の杜 2015年6月 文:小川豊明

お正月に参拝に行った時、境内にたくさんのヨウラクランがぶら下がっていたのを思い出し、梅雨の晴れ間に覗いてみました。平日にもかかわらず参道にはたくさんの参拝者が歩いていました。そんな中、私はカメラを持って上を向いて歩いているので、いささか浮いている存在でした。ここは日本三大神宮に数えられる、香取神宮。信仰の厚いところです。 さて、蘭はというと境内に続く長い参道にある大きな大きな桜の木、枝のあちこちに彼らはぶら下がっていました。ヨウラクランです。参道はかなり薄暗く、正午だというのにあまり日の光が届かない様なところに大きなかたまりとなって、暮らしていました。 境内の杜は、植物採取禁止、危険立ち入り禁止の立て看板があり、梅雨の合間の事もありますが、ぐちゃぐちゃと水分の多いところでした。遊歩道から中を覗いてみると、コクラン、トンボソウが自生しており、私の得意技ピンぼけ写真のオンパレードをお楽しみください。


コラム筆者: 小川豊明

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