最近見てきたランたちの住み家を見てみよう 文:小川豊明
2015年8月 千葉県海上郡 茨城県筑波山
夏休みになり、いよいよ活動が活発になってきた私。高校3年になる娘を連れてあちこちと、山の中をさまよって来ました。海上郡海上町?(かいじょうぐんうなかみまち)と読みます。ここには一風変った地形があり、高い崖に囲まれた窪地状の場所に立派なお寺さんがあり、まわりの崖からザーザーとあちこちに滝が落ちていました。そんな中にこのランはありました。


アケボノシュスランです。滝からの水しぶきで葉を光らせてジッと上を見上げておりました。北限は東北地方とのことですが、この場所より北ではまだ巡り会っていません。花季は9月下旬とのことなので、今度は花を見に来たいです。
こちらは茨城県筑波山。以前この山にチャレンジした時に見つけておいた場所を訪ねてみました。ここには筑波山神社があり、日曜日ともなると、たくさんのハイカーやちびっ子達の隊列で賑わう山です。境内のまん中に丸葉クスノキがあり、境内上空10m程の所に大きくかたまったカヤランがクスの大きな枝からぶら下がっています。




この日、下界は30℃越えの暑さでしたが、山中は霧がかかり涼しかったです?しかしそれが仇となり、500mを一気に登ったモンだから、山頂で私は低血糖・酸欠・おまけに涼しいのに登山でこもった熱がこもってしまい、なんと熱中症!気持ち悪いは、お腹痛いは、顔は真っ青、頭から滝の汗・・・。朝の元気はどこへ行ったか、1時間程のノックダウンの後、帰りは娘に抱えられるようにケーブルカーで下山となりました。
コラム筆者:小川豊明