農業の未来を創る農高生たち [7] 〜私たちの食生活について〜
千葉県立清水高 食品科学科 3年 張替夏海

パラッ パッパッ ツパー!!!聞き覚えのあるテーマですね。そうですあのコマーシャルです。   私は食生活について考え、良い点、悪い点、直さなくてはいけない点はどこなのかを考えました。私がなぜ食生活について考えたのかと言うと、食の乱れによる病気への影響を自分自身改めて見直してみようと思ったからです。1970年代初め頃、日本に伝わったといわれるファストフード。よくファーストフードという言葉を耳にしますが正しくはファストフードといいます。今では町の至るところでお店を目にし、口にする事ができます。ファストフードは美味しく、安価で手軽に食べられることからたくさんの人に人気を集めています。

例えば最も簡単なものではあのハンバーガーです。みなさんも必ず一度は食べたことがあると思います。おまけにフライドポテトやジュースを頼んだ事も少なくはないと思います。他にもファストフードには、ピザやホットドック、フライドチキンなど沢山の美味しい物があります。しかし、その一方でファストフードの多くがジャンクフードに属していると言われています。ジャンクフードとは栄養価のバランスが悪く、高カロリー高塩分でビタミン・ミネラルそして食物繊維があまり含まれいない食品だと言われています。しかし、ファストフードの全てがジャンクフードになるわけではありませんが、大きく関連していることは確かだと思います。ファストフードや偏った食生活ばかりしていると肥満や糖尿病など生活習慣病の原因になると言われています。もちろん良く生活だけが原因ではありません。喫煙習慣、過度の飲酒、運動不足も原因ですが、なんといっても食生活が大きく関係しています。

日本は昔から長寿大国だと言われていましたが、ここ数年で少しづつ変化が起きているようです。50代以降で心筋梗塞で亡くなる人が増えています。それどころか30代後半や40代での心筋梗塞患者も増加しています。病院に訪れる患者さんの9割が食生活の乱れがあるそうです。焼肉やステーキが好き忙しいからファストフードやインスタント食品で済ませてしまうなど様々な理由があるそうです。だからと言ってファストフードやインスタント食品ばかり頼っていると恐ろしいことになってしまいます。私もファストフードは大好きでよく食べてしまいますが、生活習慣病への不安もあります。特に私は好き嫌いがあるので、いつ病気になるかとても不安です。「自分は大丈夫」と思っている人も多いと思います。しかし、病気は時期を問わず、誰がいつなってもおかしくありません。ですから出来る事を始めるそれが大切です。そこで私は、身近な食生活を見直すことが健康への近道だと思います。例えば、自分の年齢や体に合った食事を取る事です。もし、50代の男性が高校生の男性と同じ食事をした場合、確実に体に蓄積されてしまうのは50代の男性です。私の担当の先生は、日頃日頃私たちにそう説教をします。それはもちろん消費されるカロリーの違いです。若い人は代謝も活発で沢山のエネルギーを消費することができます。しかし、歳を重ねるにつれて代謝は落ち、運動量も減ってくるため吸収も悪くなり徐々に身体に蓄積されていきます。そのために自分の歳や身体にあった食事を摂る事が大切だと思います。食事は生物にとって重要です。命を育む一方で、時には健康を害するものになってしまいます。それは気の使い方ひとつで避ける事ができると思います。間食に伴う過剰なスナック菓子やジュースの飲食などは避け、主食を中心にした副菜を多くしバランスの取れた食事を心掛ける事が大切だそうです。

そして今、スローフードが広がっています。スローフードはファストフードの対義語であり、「季節ごとに収穫される農作物を煮物にしたり、食材の多様化や伝統的な調理法、地域の味を復権させようとする取り組みです。」このように一人一人が食を味わい楽しむ事によってファストフードやジャンクフードをなるべく食べないようにしたいです。最後に10年後20年後の自分が、健康で病気にかからない様な食生活を送り、某先生のようにならない様にしたいと思います。


農業の未来を創る農高生たち [1] 〜僕は行きます!〜 文 : 千葉県立清水高 片山晃熙

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農業の未来を創る農高生たち [8] 〜環境破壊について考える・・私がこれからやっていくこと〜 文 : 千葉県立清水高 徳永美登里

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