人を成長させる言葉 「ありがとうとごめんなさい」

 「ありがとう」と「ごめんなさい」それは人を成長させる言葉。そして同時に「ありがとう」と「ごめんなさい」はどちらも人間関係を滑らかにする人にとって潤滑油のような言葉。 この二つの言葉を心から発する人は自ら成長できる人。

 「ありがとう」という言葉は感謝の気持ちを相手に伝える最もてきかくな言葉です。そしてただ「ありがとう」というだけでなくて「○○とてもおいしかった」「本当に申し訳ない」「すごく大変だったでしょう」などもう一言付け加えることで、相手への感謝の気持ちは増幅されより一層重みが増すのでは? そして感謝の気持ちが伝わった時、人はそれを心地よく感じ、次にもしてあげたいと思うことでしょう。 「ありがとう」それは感謝の気持ちを相手の心に響かせる言葉であると同時に自分も周りも成長させることができる言葉です。

 では「ごめんなさい」はどんな言葉なのでしょうか?
 世の中には「ゴメンナサイを言ったら負け」という風潮もあり、最近はきくことが少なくなりました。しかしごめんなさいは間違いを認めさせるための言葉ではありません。 本来「ごめんなさい」は人間関係や物事の悪化を防ぐ言葉ですが、同時に自らを成長させてくれる言葉でもあります。
 人間は完ぺきではなく、失敗はつきものです。そのとき素直に「ごめんなさい」と心からいえる自分の失敗を反省できる人は次からは気をつけようと考えることでその後のミスも減っていきます。 しかし、自分は悪くないとばかりに他の責任にして自分の非を認めることをしない人は、失敗を直すことをしないため、成長することは難しいでしょう。

 ありがとう、ごめんなさいはそれが心から発せられた言葉ではなく、文字を読むかのように口先だけで言っているのならばいくら連発してもその言葉には重みがなく相手の心に響くはずはありません。 ありがとう、ごめんなさいは心の底から発する言葉であり、そしてそれができる人は必ず成長できるでしょう。


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